医用工学関連機器の製造、販売、受託開発

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ご挨拶

エムイーツール株式会社は「医用工学を応用し人々の健康と持続可能な社会作りに貢献する」を理念とし、医療の発展と医療費の抑制、健康寿命の延伸に通じる、研究、インフラ、教育等を支える有用な道具を提供する会社です。

現在は「生体データを日本の研究者の手に届ける」をミッションに掲げ、医用データおよびデジタルヘルスデータから、機械学習等のデータ解析に役立つハードウェア、ソフトウェアの開発を行っております。

世界的な高齢化に伴い、医療費を抑制し健康寿命を延ばすことは人類共通の課題です。近年、ディープラーニングに代表される機械学習技術の急速な発展から、データを活用した新たな技術革新が多方面で進められ、医療分野においても適用が試みられています。心臓疾患、糖尿病、認知症など、緊急度が高い、あるいは市場規模の大きな分野は、既に大手企業が大規模データ解析を手がけています。

18年間、医療機器メーカのエンジニアとして設計、開発を行ってきた中で感じたことは、比較的少数の疾患など、小規模かつ成長性の低い市場とされる分野では、医療技術の進歩が遅れがちであることです。市場原理からすれば、技術が確立されてから転用する方法は効率的かもしれませんが、患者さんにとっては人生に多大な影響を及ぼす一大事です。例えば、運動麻痺により車椅子と導尿が必要となれば生活スタイルは一変してしまいます。1日でも早く改善できれば、1人でも多くの患者さんの生活の質(Quality of life:QOL)を向上させることに繋がります。

そもそも医療分野は、市場原理だけでは割り切れない分野であり、市場は小規模、低成長でも、患者さんや家族にとっては重篤な課題が多数存在します。大手企業ではカバーしきれないそれらの分野において、これまでの経験を活かし、解決の一翼を担いたいとの想いから創業に至りました。

現在は、手術中の神経モニタリングの精度を向上させる、データ解析の研究に役立つソフトウェアを手掛けています。データ解析においては、適用症例が少ない分野ではデータ数が集まらず、余計に進展が遅くなりがちです。また、事業として成り立つためには、デジタルヘルス分野とも連携する等の必要があります。データ収集環境の早期構築と、民生分野との橋渡しを行う役割を担って行きたいと考えております。

人々が健康で、医療費のかからない、少数疾患の方にも寄り添える、豊かな社会の実現に向けて尽力して参ります。 今後とも何卒ご愛顧賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

エムイーツール株式会社
代表取締役 辰岡鉄郎